ティシャ・ベ・アブ

今年は7月30日の日没から、ティシャ・ベ・アブ(神殿崩壊日)です。
 ヘブライ語で、ティシャとは9、アヴとはアヴの月という意味です。
伝承によれば、紀元前586年のこの日にバビロニア人によってエルサレムの第一神殿が破壊され、その後建てられた第二神殿も紀元70年のこの日にローマ人によって破壊されたとされます。
テイシャ・べ・アブは、ユダヤ民族最大の悲劇の日として記憶されています。 
旧約聖書には最初の神殿が失われて、国が滅んだ出来事は書かれていますが、この記念日を守れとの定めはありません。しかし、この日は、贖罪日(ヨム・キプール)についで重要な断食の日です。
信仰熱心な人は、悲しみを表すためにこの日だけでなく、この月の最初の9日間、肉食を控え、服喪のしきたりを守り、あるいは髭や剃ったり髪を切ったりしません。
エルサレムでは、嘆きの壁で大勢の人々が祈りを捧げます。
また、前夜からシナゴーグに集まって、葬式に参列するような雰囲気やしきたりで礼拝式を執り行ないます。

イスラエルの祭り

Posted by eli